
「手のひらの幸せ」に山田のおばさんこと、山田幸枝役で出演させていただきました。
7月6日と8日の二日間、栃尾一之貝に行ってきました。
初日は健ちゃん役の小川光樹君と龍っちゃん役の西須隼太君と三人のシーン。「この家は僕が守る」と、健ちゃんが立ち塞がる場面の撮影です。
都会っ子の光樹君と隼太君は、初めて見た田舎の風景がとても気に入ったらしく、「蜂だ!!」とか「蛇いるかな?!」とか大騒ぎ。梅雨の合間の晴れてはいてもまだ肌寒い日でしたが、撮影の合間にはランニング一枚で元気に走り回っていました。
素顔はそんな普通のこどもたちですが、撮影が始まると一瞬で役者の顔になってしまうのが彼らの凄いところ。切り替えの速さと集中力は大した物です。
特筆すべきは光樹君が両手を広げて睨み付ける時の目力と、隼太君の台詞回しの巧さ。
本当に感心しました。

二日目はオープニングのおじいちゃんのお墓のシーン。生憎の雨模様でしたが、青々と眼下に広がる棚田はまさに絶景。息を呑む美しさでした。
ここから六平直政さんが撮影隊に合流です。気難しい方だったらどうしようと少々緊張していたのですが、実際にお会いしたら、そんな心配はあっさり吹っ飛びました。
強面のイメージとは真逆のマシンガントークで、若いスタッフに助言したり、冗談で笑わせて下さったり。
私が子どもたちを追いかけて走る場面では、「よし! 俺がキュー出してやるよ!」なんて。
「光栄です!」と、思わず全力疾走してしまいました。
速過ぎてNGになってしまいましたが…。
すぐに現場のムードメーカーになってしまうあたりは、さすがベテランの貫禄です。
粋で陽気で気さくなおじさまでした。

この作品には、長岡ロケなびを始め、新潟県内のフィルムコミッションから大勢の方が参加されています。
まず、現地キャストとして健ちゃん龍っちゃんのお父さん、おじいちゃん、縫製工場の叔母さん等々。みなさん熱演されていましたね。
特に縫製工場の叔母さんは凄かった!
実は台本には優子ちゃんの電話を受ける台詞一つだけしかないんです。その他はなんと全部アドリブ!
堂々たる演技に脱帽です。
キャストだけではありません。
劇中の健一の部屋、龍二の部屋、印刷工場、縫製工場、みんなロケなびの会員さんのご自宅やご実家を使用しています。
施設を脱走した健ちゃん龍っちゃんが、うらやましそうにおはぎを見つめる場面がありましたが、あのとっても美味しそうなおはぎもロケなび会員さんの手作りなんです。
他にもエキストラやボランティアスタッフ等、たくさんの方々の支えにより、この作品が出来あがっています。

個人的には、ああすればよかった、こうすればよかったと反省が山ほど残りましたが、参加させていただいたことに感謝しています。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
→「手のひらの幸せ」公式サイト
→浅利陽介ブログ「うんぷてんぷ」
→河合龍之介ブログ「純談カタルシス」